目覚めへの最難関 4

2013-07-24 Category:目覚めへの最難関

【過去の関連記事】
目覚めへの最難関 1 http://www.synchronicitycafe.com/awareness/34/
目覚めへの最難関 2 http://www.synchronicitycafe.com/awareness/68/
目覚めへの最難関 3 http://www.synchronicitycafe.com/awareness/74/

enlightenment

気がつくと病院のベッドの上でした。

わたしはあの後、救急車で病院に搬送され、なんとか一命をとりとめ、それから3日ほど、全身点滴漬けの状態で眠っていました。

すべて後から聞いた話ですが、倒れた現場から病院で処置が終わるまでの間に、3度の心肺停止状態におちいり、その度にAEDで電気ショックを与えて何とか持ちこたえたそうです。

主治医が、わたしの親へ説明した病状は、わたしは植物人間になる可能性が高く、もし意識を取り戻したとしても、元の生活に戻ることは不可能だというものでした。入院は最低でも1年は必要だと告げられました。

ところが、それから奇跡的に回復し、3週間で退院して自宅療養に移りました。数多くの病人を診てきたきた主治医でさえ「これは奇跡だ」とつぶやいたそうです。

さらに1週間ほどの自宅療養の後、少しずつ仕事に復帰したのですが、ひとつ大きな問題がありました。

わたしは、病院で意識を取り戻した直後から、記憶障害に陥っていたのです。

両親や兄弟、恋人、親しい一部の友人以外は、誰もわかりませんでした。そして、ほとんど過去の記憶が消えていました。さらにたちが悪いのが、昨日のことさえも、まともに思い出せないということです。そんな状態なので、未来のことなど考える余地もありません。

主治医に記憶障害のことについて質問すると「脳に血液がとどいていない状態のときに起こった障害なので、記憶を戻すことは難しいでしょう」という回答が帰ってきました。

しかし、その記憶さえも、時間をかけながら少しずつ取り戻していくことができました。誰かと話したり、情報にふれると、それがキーワードとなり、シナプスがつながっていくように、それに関連する過去を思い出していくのです。

とはいえ、過去の記憶を完全に取り戻すには、膨大な時間が必要でした。

そんな状態でしたが、当の本人はとても幸せな状態で日々を過ごしていました。

すべてが100%OKで、すべてを受け止め愛しているという状態です。

恐れや恨み、妬みなどのネガティブな感情は完全に消え失せ、ありのままで幸せでした。

自分が望めば、どんなことでも実現できるという、根拠のない確信がありました。

神の存在を感じ、自分を導く精霊の存在も感じていました。

世界は、そのままでパーフェクトでした。。。

しかし、わたしは記憶を取り戻し、社会に復帰していくに従い、神聖な感覚は薄れていき、さらに困難な状況へと人生は転げ落ちていったのです。

続く


Related Posts

 

Comment





Comment